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2023.06.03 寺尾紗穂 歌の生まれる場所
2023.09.02 "揺れる" 浮(Buoy)LIVE
2023.09.02-03 稲穂の写真館 -2023収穫祭-



NEW EVENT



歌の生まれる場所 vol.2 / 映画「斜里-昭和の映写室」パート3

奈井江町の古道具屋交点に集う仲間が,音楽家の寺尾紗穂さんを招くことから始まったLIVEイベント「歌の生まれる場所」
町の宝物ともいえる,コンチェルトホールで聴く紗穂さんの歌,ベーゼンドルファー製のグランドピアノの響きは格別です。

今年はLIVEと併せ,1本の映画上映を。
三好大輔監督は,全国の一般家庭に眠る昭和時代の8mmフィルムを収集し,住民達と関わりながら,地域の昔を蘇らせる映画を制作しています。当時高価だった8mmフィルム,1本に撮影できるのは3分半だけ。動画撮影が今よりずっと大変だった時代。大切な人や時間をいつまでも残しておきたいという純朴な眼差し。市井の人々が一生懸命撮った映像に胸があたたまります。

上映作品は道東の斜里町で制作されました。当時の商店街の賑わいや,ねぷた祭り。今では見られない流氷山脈,遡上する鮭の大群。鉄道の開通。何気ない日常のワンシーン。たくさんのフィルムから個々のストーリーが立ち現れ,その向こうには,おのずと時代の空気感や,自然環境など,社会背景も。
音声は記録されていないため,映像を見ながら昔を懐かしむ会話や,町民による吹奏楽や合唱など,「今の音」が重ねられ,映像からインスパイアされた即興演奏で,寺尾紗穂さんも参加。斜里を訪れた紗穂さんが,町の女性史に書かれた一篇の詩に曲をつけ演奏するシーンも。是非LIVEの前に,映画中の紗穂さんにも出会いに来てください。

11:00より,ホールから徒歩5分にある,交点をopenし,マルシェやゲストミュージシャンによる,店内ライブを予定。(更新情報は随時HP,SNSに掲載)一部だけのお立ち寄りも大歓迎ですが,各々が重なることで,響きが深まる催しです。是非ゆったりとお楽しみください。


歌の生まれる場所 vol.2
開催 2024年7月27日(土) 16:30開場 17:30開演
一般前売 4500円
奈井江町民前売 3500円
中高生前売 2000円
※中学生以下無料となりますが、席数確保のため必ずチケットをご予約ください
※お席は当日先着順でのご案内となります

映画「斜里-昭和の映写室」パート3
同日開催 10:30開場 11:00上映(約70分)
当日現金払いのみ
一般 1000円
高校生以下/奈井江町民 500円

チケット詳細は下記リンクからご確認ください。
https://utanoumarerubasho2.peatix.com/



寺尾紗穂 | SAHO TERAO
1981年東京生まれ。2007年ピアノ弾き語りアルバム「御身」でデビュー。大林宣彦監督の「転校生 さよならあなた」、安藤桃子監督の「0.5ミリ」など主題歌の提供やCMの仕事(KDDI、JA共済など)、新聞やウェブでの連載も多い。
土地に埋れた古謡の発掘、リアレンジしての音楽発信をライフワークとし、『ミュージック・マガジン』誌での「寺尾紗穂の戦前音楽探訪」を連載中。松本の浅間温泉の「ユアリテ」(2021)や高知須崎の「現代地方譚」(2022)など各地のアート・プロジェクトに招聘され、リサーチを経ての表現活動も増えている。2022年4月より各地のドキュメンタリーを放送する番組「Dearにっぽん」(NHK)のテーマ曲に「魔法みたいに」が選ばれ、教科書『高校生の音楽1』(教育芸術社)にも同曲が掲載される。最新刊は『天使日記』(スタンドブックス) 、アルバム近作は「余白のメロディ」のほか、写真家・石川直樹、映像作家・三好大輔と作りあげたインスト・アルバム「流した涙の数だけ美しい虹がたつ」。あだち麗三郎、伊賀航と共にバンド「冬にわかれて」でも活動を続けている。
http://www.sahoterao.com/



三好大輔 | DAISUKE MIYOSHI
映画監督。1972年岐阜生まれ。1995年 日本大学芸術学部卒業後、音楽映像専門の株式会社セップに入社。MVやライブ映像の制作に携わる。スペースシャワーTVのブランディングを行い、2000年PROMAX&BDA AWARDS受賞。2003年 広告制作会社を経て2005年独立。CM、ドキュメンタリー、音楽ニュース番組など幅広く活動。癌を患った友人のライター奥山貴宏を追った記録がNHKのETV特集「オレを覚えていてほしい」で放送され国内外で評判となる。2008年 東京藝術大学美術学部デザイン科映像工房講師として映像の指導を行う。後に同大学美術研究科大学院専門研究員。2009年 市井の人々が記録してきた8mmホームムービーを収集して新たな映画に仕立てる「地域映画」づくりを墨田ではじめ、全国にその活動を広げている。東日本大震災を機に信州安曇野に移住。2015年 株式会社アルプスピクチャーズ設立。2020年 松本市内の築150年の古民家に拠点を移す。全盲の美術鑑賞者 白鳥建二を追ったドキュメンタリー映画「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」(川内有緒と共同監督)が国内外で上映される。映画制作を中心に、全国の大学、高校、中学、小学校で映像の指導を行う。





アクセス
【自動車】奈井江・砂川インターより約8分
【JR】奈井江駅より徒歩1分
【駐車場】近隣に約40台分
※ご用意が少ないため、極力、近隣の方は徒歩にて、遠方の方は電車でのご来場にご協力いただけますと幸いです。